グリーン・タックスについて
課税基盤を完全に変えてしまうことは望ましいことではないでしょう。
なぜなら、いまある所得税は、豊かな者に高い負担を課すことができるからです。
しかし、グリーン・タックスは、元来、平等化を推進するものではありません。
したがって、もし、グリーン・タックスの課税が燃料の価格をつり上げ、貧しい人々が困るというようなことがあれば、所得税率を引き下げてそのマイナス効果を相殺する必要があるでしょう。
また、生活費が大幅に上がって、所得税も払っていない低所得者の生活を圧迫するようなら、政府がその埋め合わせをしなければなりません。
また、グリーン・タックスは所得税のように安定した財源とはなり得ません。
生産と消費のパターンが変わり、課税対象である活動が衰退すれば、税収も同時に減ってしまうからです。
・・・以上の理由から、各種の税の組み合わせがベストと考えられます。