自然との共存の体験学習の必要性
さまざまな事なかれ主義の教育が無難なやり方として、全国的に画一的に行なわれていました。
このような事なかれ主義だけでは、長期的には健全な教育法とは言えないのではないでしょうか。
自然と人間との具体的なかかわりあいを正しくすべての人たちに理解させるためには、大人になってから理屈だけを教えるのではおそすぎます。
・・・今まで見てきたように人類文明の歴史から見る時、人間も他の生物と同様に生物的にはかなり保守的な面をもっています。
したがって、マンションや高層ビルで育ち、土や自然から切りはなされて野鳥のさえずり、虫の鳴声や、落葉、土、木や草、コケなどの自然物などの共存者と全く隔絶された生活・成長がすすめられてきた現在。
若い人といっても、彼らはしばしば自然の本質を把握しがたく、高学年になってから学校で教科書をとおして学んでも、自分とは別ものとしてしか理解出来ません。
しかも、現在の理科教育・生物教育で、一見、客観的に見えて問題があるのは、人間を別にしての動物・植物・生物・自然教育だからです。
自然との共存を教育の原則と見る時、注意すべきは、それがあくまで体験学習であるということです。