子供たちに自然にふれる機会を 2
今、重要なことは、大人になってからではおそすぎるということかもしれません。
少なくとも、生まれてくる子供たち、育っている子供たちには、単に学校で、また社会教育として教えるだけでは不十分です。
子供たちに自然を理解させる最良の方法は、家の中や教室で教えるだけでなく、現実にまだ残されている地域の自然に触れさせることです。
鎮守の森やお寺の森などの自然林、長い聞の人間の伐採・下草刈り・枝打ちと共存してきた雑木林。
またたえず人がキャッチボールをしたり踏んだりすることで成立している芝生状の短茎草地。
生け垣・路傍の雑草に至るまで、私たちの生活域、学校や職場のまわりには広い意味での自然は残されています。
問題は、人間がその自然を見る目をもたないことであり、自然にふれる機会をしめ出している現状です。
三つ子の魂百まで、といわれます。
大切なことは子供の頃、とくに幼児期から、自然を見る目をもった、自然の姿を体得する感性・知性にあふれた両親・兄姉たちとともに、出来るだけ子供たちが目で見、手でふれ、においをかいだりして、具体的に自然にふれる機会を作り出すことです。
そして、時には多少がまんしながら自然との共存・対応を通して、生物社会の実態・共存のあり方を本能になるまで理解させることがもっとも重要ではないでしょうか。