子供たちに自然にふれる機会を
過去から現在までの長い時間の流れの過程において、地域固有の自然や緑・景観・地形がどのように変えられてきたか。
今どのように変えられつつあるか。
将来どのようになってゆくか。
・・・このような具体的な事実、時間の系列と共にさまざまな人間の生活と対応して変化している事実は、目で見、手でふれ、足でふんで、初めて分かるのです。
知らないものに対しての愛情は、一般に人間社会でも気楽です。
豊かな自然を次代にひきつぐためには、自然環境を保全し、更に積極的に創ってゆく、あるいは失なわれたところは修復しなければなりません。
その際には、まず自然の実態を正しく足許から把握し、実行することが必要です。
重要なことは、大人の社会において自然の理解を深めること以上に、そこで生まれ育っている子供たちに正しい地域の自然を体得させることなのです。
彼らが将来、世界の各地にはばたいて、うれしい時にも悲しい時にも思い出すふるさと。
それは生まれ育った地域の山なみであり、川ぞいであり、斜面の森・鎮守の森であり、公園の緑のはずです。