東アジアへの貢献 3
OECFは1980年代半ば、インドネシアの石油価格低迷による深刻な国際収支上の危機に対し、セクター・プログラム・ローン(SPL)や内貨融資による支援を行っています。
また、SPLの見返り資金はカンポン(村落)の居住環境や地方電化に使用され、58地域のカンポンの環境改善や農村の電化が達成されました。
また、円借款、世銀、ADB借款による事業を遂行するための内貨融資計432億円も実施されました。
また、アセアンに対してではないものの、構造調整政策による輸入の自由化に伴いインドの外貨繰りが急速に悪化していた事態に鑑み、1991年にOECFはインドに対して405億円(3億ドル相当)の緊急円借款を供与しました。
これは、主要な国際支援の中では一番早かったこともあり、インド側により高い評価を受けました。
ちなみに、一般物資の輸入資金としてセクター・プログラム・ローンで供与された円資金は中央銀行に売却され、その代金として政府は内貨(即ち自国通貨であるルピア)を得ます。
この得られた内貨のことを見返り資金と言います。